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学習指導要領の改訂に深く関わってきた者です。

大変、ご無礼とは思いましたが、下記の点、誤解があるのではないかと思いまして見ず知らずの方に申し訳ないのですがこちらにコメントさせていただければと思いました次第です。

ご説明、とても的確に的を得ていると思いますが最後のこの部分だけ、そうではないことを申しあげたいと…。

『そうなると、おそらくほとんどの場合「書くこと」に位置づけられることになるような気がします。そしてその場合、「話すこと」「読むこと」などの他の領域で〔知識〕が測られていなくても仕方がないのかな、と思います。』

ご指摘の通りなのですが、ペーパーテストの場合、先生方には誤解されやすい面があるのだと思いますが、

例えば、ペーパーテストの中でも知技と思判表は半々に近くなることもあります。まだ、改訂前の感覚が残っている学校では、知技の割合が高くなることが多いかもしれません。例えば「並び替え」の問題について全て知技に考えられがちですが、品詞の性質やイディオムや単語の意味を正確に理解して並び替えることができるは知技、文脈を読み取って段落を並び替えら場合には思判表になります。

同じようにリスニングの問題でも、例えば写真や絵をの内容を正確に英語で表現するだけなら知技でも、写真や絵の中身についての英語を聞いて考えて判断して表現するものは思判表になります。

若い先生方が誤解されないようにと思って差し出がましいとは思いつつどうしても一言申し上げたくなりました。どうぞお許しくださいませ。

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コメントをありがとうございます。ご指摘のように、ペーパーテストであっても〔知識・技能〕と〔思考・判断・表現〕の両面で問題の作成が可能なことは理解しているつもりです。

引用していただいた箇所は、「話すこと」「読むこと」などの領域における〔知識〕の扱いについて論じております。〔知識〕と〔技能〕をそれぞれ測るとしたら、〔技能〕はわかりやすいのですが、〔知識〕のほうはわかりにくいよね、ということがこの記事の主旨であります。

いただいたコメントを読む限り、もしかしたら〔知識〕と〔知技〕を読み間違えていらっしゃるのかなと推察致します(もし違うようでしたらお手数ですが改めてご指摘ください)。

いずれにしましても、元になる私の文章がわかりにくいことが原因ですので、お詫び申し上げます。そのような記事をお読みいただき、ご親切にコメントをお寄せいただき、ありがとうございました。

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ご返信、ありがとうございます。もう10年近く前から今回の改訂の準備、研究授業などをしでまいりましたので、つい、『知識・技能』の省略で仲間内では知技と読んでおりましたので、こちらこそ紛らわしい言葉を使いましたことお詫び申し上げます。もとになる文章はとても読みやすくてわかりやすかったです!「読むこと」が大切だと論じられるようになって20年以上経過しましたが、テストの中ではリーディングの問題についても仰せの通り、正確さが求められるものと思考、判断、表現の問題がいろいろ考えられるのですが先生方の中には地域差はあるもののやはり昔ながらの観点評価をされておられる方が多いのが実情。先生のようにお若いのに真面目にお考えになってくださる方の存在はとても嬉しく思います!通りがかりなものでシリーズでよく読む前に投稿してしまって申し訳ありませんでした。これに懲りずにこれからもどうぞよろしくお願いします!

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