週刊ANFIELDROAD
今週のブログ記事
この1週間では、下の2つのブログ記事をアップしました。
私の「中学校現場を知っている大学教員」という意味での賞味期限(英語教育2.0)
Notionで簡単に「お仕事ログ&同僚との情報共有スペース」が作れる(英語教育2.0)
1つめは現場を離れても、教室の生徒たちの表情が思い浮かぶ教員でいたいな、という気持ちで綴りました。同時に、大学だって「現場」なんだぞ、という自負も持ち続けていたいです。
2つめは、Notionというウェブサービスのご紹介。これを使って個人サイトを作ってますが、それ以外にもいろいろ使い道があるので、本当に重宝しています。授業での使い方についてはまた後日に書くと思います。
今週の大学授業
大学での授業は「模擬授業シーズン」真っ只中で、授業へのフィードバック祭りとなっています。このへんはブログ記事にもすると思いますが、2年生の授業では、どうしたらわかりやすい授業ができるか、という点で話し合いましたが、「声の大きさが8割」みたいな結論になりました。2年生は実質的に初めての本格的な模擬授業なので、まだまだ不安気で声が小さい。その声が大きくなるだけで、「わかりやすさは5割増(当社比)」という話をしました。
聞くと、アルバイトや部活動などで大きな声を出す経験はそれなりにしてきているので、そういう経験を、こういう場面に繋げられるかどうか、ですよね。実際に、リアルに教室を再現した模擬授業室でやることで、どのくらいの声の大きさが必要か、実感できたみたいです。
希望者対象の二年生の勉強会では、昨日は板書の練習をしてみました。自分の名前をローマ字で黒板に書かせて、文字のバランスや形を指導。プロジェクターで4線を黒板に映して、線に沿って書かせると断然綺麗な自分の字にみんな感動していました。何回かの練習で線なしでも結構綺麗に書けるようになっていました。
これまで本人たちが意識してなかったことを教えるだけでこんなに変わるんだなぁ、と私もびっくりです。声の大きさと同じで、板書の文字が見やすいだけで、生徒の理解(したような気がする)度も全然変わってきます。
大きな声の出し方や綺麗な板書文字の書き方、みたいな基本的な授業スキルを、今年は結構丁寧に教えてあげるようにしています。こういうのって、教員になってからはあまり教えてもらえないことのように思うので。一番のポイントは、本人に変化(成長)を感じてもらうことです。今度は「Wordで見やすいワークシートを作る講座」と「生徒の発声を聞きながら、適切に分割したりくっつけたりしながら長めの英文をRepeat after meさせる講座」をやろうと思っています。
今週もいろんなことを考えた一週間だったので、週末にはブログ記事も書きたいですね。でも分掌のお仕事や研究関係のお仕事もあって、忙しい師走の足音が聞こえてきました。少しでもゆとりのある年末を過ごせるように、今が頑張りどきかな。みなさまもどうぞ無理をなさらずに。