このNewsletterでは、今週のanfieldroadのオンライン&オフラインでの活動をご紹介しています。
週刊ANFIELDROAD
〔月〕英語教育12月号
おかげさまで、この連載も21回目。今月は「好きなものの理由を言うことって必要?」という記事を書きました。英検3級のライティング問題の「ネガティブな波及効果」について書きました。
そして、このブログ記事でも紹介していますが、なんと来月号の大修館『英語教育』第1特集は・・・
ということで、まさかのスピンオフ企画です! しかも巻頭で概説的な記事を書かせていただくことになりました。後ろの豪華なメンバーを気にせず、そんな場所でも(いつもどおり)空気を読まずに斬れるかどうか、試されるところですね。一応頑張って書きましたので、どうぞお楽しみに。
〔金〕模擬授業スタート
先週のNewsletterにも書きましたが、英語科指導法の授業では模擬授業シーズンに入りました。金曜日には、4〜5人のグループで1つの授業(50分)を構想し、みんなでリレー形式でつなぎながら模擬授業をしています。しかもTBLTを用いて、〔思考・判断・表現〕の指導と評価を考えるという、4コマある英語科指導法の「ファイナルタスク」あるいは「ラスボス」という位置づけです。
ここからは宣伝になりますが、本学では夏休みに校舎の改修工事がされて、教職実践フロアの教室が整備されました。先週号でご紹介したガイドブックに写っていたのは「模擬授業室」なんですが、その部屋が全面リニューアルされて、最新設備になりました。いくつかご紹介します。
2つの模擬授業室は、生徒用の机や黒板が入り学校の教室が完全再現されていますが、それだけでなくiPadやChromebookを配備して「生徒にICTを使わせる授業」の練習が可能になったり、自分たちの模擬授業動画を見ながらディスカッションができる授業収録&共有システムも充実しています。(スマホを使って、授業中に「イイね」や「質問あり!」を蓄積・共有できます。)
面白いのは、「模擬授業モード」と言われる設定で、これをONにすると、プロジェクタの立ち上げからHDMIの接続や入力切替などをすべて学生が一からやる設定にできるところです。ICTやアプリケーションの操作などソフト面での習熟はこれからの学校教師にマストなスキルですけど、もっと手前の機器の接続や設定などのハード面を「得意な先生」にお任せにせず自分でできるようにしておく、という考え方が素敵だなと思います。「教師の仕事は教師が増やしている」と感じることも多いので、こういう地味な取り組みが、未来の(一部の)教師の仕事を減らす見えないファイン・プレーになると信じてこだわって指導していこうと思います。
そんな英語科の指導技術ならびに教師としてのICTリテラシーが4年間でじっくり学べるので、未来の英語教師候補を本学に送っていただけたら嬉しいです。