【アイデアの源泉】連載第3回です。私が実際に授業で取り組んだ様々な活動アイデアを思いつくきっかけになった出来事をご紹介しながら、その原理・原則をあぶり出します。また、その発想から生まれた具体的な活動のアイデアも紹介しています。
英語授業アイデアの源泉
#03 ルールや役割をひっくり返す
逆転の発想で新しい世界へ
ネタに困ったときは、逆から覗いてみると面白い発見があったりします。いわゆる「逆転の発想」ですね。正攻法でもうまくいかないときは、常識を忘れて、一度逆にしたらどうなるんだろう、と考えてみるとよいでしょう。
この手の話がよく登場するのは、ヒット商品の開発エピソードですね。例えばカッターは使っているうちに刃の切れ味が悪くなるので、刃を頑丈にするのがかつての常識でした。オルファの創業者岡田良男氏は逆転の発想で、むしろ折れやすい刃にすることで、板チョコのようにパキパキ折ってまた切れ味の良い「新しい刃」が出てくるようにしました。(社名は、「折る刃」→「オルファ」なんですね)
授業のアイデアも同じです。新しいことをやってみたいなら、いつもやっている活動を「逆」にしてみましょう。そうすることで、活動に新しい価値が生まれることがあります。