少し間隔が空いてしまいました。忙しい時期と少し時間が取れる時期の波があるので、どうも配信ペースが安定しません。今後も出たり出なかったりしますが(私の学級通信みたいだ)、気長にお待ちいただけると幸いです。
連載最終回で何を斬るか
大修館書店の『英語教育』誌で昨年度から連載していた「これって本当に必要?指導の当たり前を疑う」というコーナーが、今週発売の2022年3月号をもって、連載終了となりました。1月号の特集記事でも書きましたが、まさか2年間も連載させていただけるとは思ってもおらず、読者の方々からの前向きな評価のおかげで実現したことなので、本当に感謝しております。この連載の総括的なことは、後日改めて書くと思いますが、「最終回」で何を斬るか、についてを決めるまでの裏話だけ、少し書いておきます。
元々は2020年4月号から2021年3月号までの1年間の連載予定でしたので、3月号が最終回ということで、ラスボスとして「学習指導要領」を斬ろう、という計画でした。それが、その少し前のタイミングで連載継続というお話をいただけたので、この「学習指導要領」をさらに1年後に持っていこうか思案しましたが、 元々予定していた2021年の春こそ、中学校での新学習指導要領スタートのタイミングでしたので、これはこの時期のほうがよいだろうということで、じゃあむしろ新年度の4月号にしてしまおう、と編集部さまと相談して決めました。
じゃあ、最終回は何を斬るんだ?と改めて考えたのですが、ひとつの候補は「この連載記事」そのものを斬る、というアイデアでした。この連載、本当に必要?というスタンスですね。しかしこれは2022年1月号でこの連載がまさかの第一特集にしていただけたので、そこで大々的に自らを斬ることとしました。(この1月号がとてもよく売れたみたいで、まさかの増刷になったと聞きました。もちろんいろんな記事を目的に買ってくださった方々がいらっしゃったとは思いますが、第一特集を担当させていただいた身としては本当に嬉しいニュースです。)
そこで残ったのがもうひとつの候補である、月刊誌『英語教育』って必要?というアイデアです。そうです、2022年3月号では、2年間連載させてくださった雑誌そのものを斬りましたる。私としては、この雑誌がずっと続いていくように、という願いを込めて書いたつもりです。よかったら最新号を手にとっていただき、お読みいただけたら嬉しいです。
連載終了のその後に
さて、連載は終わったわけですが、自分としてはまだまだ勝手に斬りたいものはあったので、今後はこのNewsletterで時々続きを書こうと思っています。もちろん漫画も描きます!(漫画あってのこの連載ですので)
感想や反論などもお待ちしていますので、よかったらメールの一番下にあるメッセージフォームからお願いします。(こちらもひとり語りのPodcastを再開したら、いろいろ紹介させていただきます)
最新お座敷情報
ブログやfacebook でもご案内しましたが、2022年2月19日(土)にオンラインのイベントに登壇します。
この中の「ラウンドテーブル」が教科ごとの分科会なのですが、私が英語科部会にて〔思考・判断・表現〕の評価を批判的に分析して、そして具体的に評価案をお話します。小中の先生方も交えてパネル・ディスカッション形式でお話しますので、フロアの方々からのご質問等にもお答えできると思います。関心のある方はぜひお申し込みください。