金曜日の帰りの電車は、Newsletterの執筆と決めているので、今日も電車の中で書いています。今日は事務仕事をしていて、ちょっと帰りが遅くなっちゃいました。大学教員になっても事務仕事や校務分掌に追われてて、研究ファーストに取り組めないのがちょっと辛いところです。ということで、今週のanfieldroadの1週間を振り返ります。
今週のブログ記事
今週は、ちょうど先週のNewsletterに書いたような内容を少し拡張して、下記の記事を書きました。
「ぼくはそういう基本的なことを、一体どこでどうやって学んだんだろう?」(英語教育2.0)
記事では研修での学びについても触れましたが、地域レベルで開催されている研究授業なんかでも、どのレベルの話で議論しようかという「目線合わせ」がされないまま話し合いが進んでいる事例が結構あるように思います。やれ板書がやれ指名の仕方がみたいな指導スキルの話と、協議会のテーマに沿った上での当該授業でのチャレンジについての話が混在してしまうと残念に思います。
本当は、授業研究会を主催する側が、授業者や指導者とそういう「目線合わせ」を丁寧にやった上で、協議題とか話し合いのセッティングができればいいんですけど、それって結構難しい(し手間がかかる)んですよね。むしろ「研修会セッティングの研修」があってもいい(いや、あるべきだ)とも思いました。
英語教育2.0のその先へ
一緒に読書会なんかでも勉強させてもらっている、静岡県のかわむら先生のnoteで、拙ブログの記事を紹介していただきました。というか、私のアイデアの素晴らしい発展例で、比較級の練習で使っていた活動がこんな形で関係代名詞の練習でも使えるんだ!という発見がありました。実践してみての課題みたいなところも率直に書いてくださっているので、参考になる記事だと思います。
「関係代名詞のパターンプラクティス」(ゆるり英語教育 かわむら)
大学生の模擬授業を見ていても、「読む」から一気に「話す」に持っていこうとするんですけど、当然段差が大きくて生徒(役の学生)が戸惑うんですね。で、その「読む」と「話す」の間に必要なのが「言う」というプロセスかなと思っていて、ご紹介いただいた「マイ・トーナメント」はまさにそんな「言う」活動のうまくいった事例だと思っています。こんな「意味のやり取りをともなうパターンプラクティス」をもっとたくさん集めていつか本にしたいな、とこっそり企んでいます。
今週の1冊
ブログ記事でも紹介させていただきましたが、一般財団法人語学教育研究所様より新刊『英語授業の「型」づくり-おさえておきたい指導の基本』をご恵投頂いたのでこちらでもご紹介させていただきます。
『英語授業の「型」づくり-おさえておきたい指導の基本』(大修館書店)
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